聴覚障害者がプレーするデフサッカーとデフフットサルの女子日本代表に加え、大学サッカーの「三刀流」で活躍する選手がいる。日本経済大学(福岡県太宰府市)1年の久住呂文華(あやか)さん(18)だ。
生まれつき耳が聞こえない久住呂さんは「自分のプレーが障害を持つ人たちの励みになれば」と話している。
「そこ、前、前!」「パスを出してっ!」
日本経済大学キャンパスにあるサッカー場。女子サッカー部の練習で、部員からは盛んに声が飛ぶ。久住呂さんは練習中、補聴器を着けているが、ほとんど聞こえない。
ポジションは守備の要となるセンターバック。状況を把握するため、常に首を左右に動かし、周囲に注意を払う。「特に守備ラインを組む隣の選手の動きを見て、判断する」と話す。
創部2年目で、部員は1、2…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル